マンション購入を実際に考えていたので、意外な業界裏話などは、マンション選びの時の強い味方に思えました。直接投資を目的にしていなくてもいざ売るときに売りやすいマンションを選びたかったので、最近の粗悪なマンションの見分け方など丁寧な説明がとてもよかったです。また、類書が多い中、チラシの読み方までイラストにされてるし、値切りかたまで書かれていました。もうすぐ、たぶん、私のマンションを手にいれることができそうです。
ワンルームマンションの購入・運営を話題の中心とするマニュアル本である。<P>読んで感動するとか、そういうたぐいの本ではないのだが、「あー読んどいてよかった」という思いになる本ではある。<BR>なにせ、自分の無知をさらけ出すようで恥ずかしいが、知らないことばかり書かれているのだ。<BR>利回りとは何なのか、利回りの数字をどう読むべきなのか、初期投資を抑える方法、競売物件、値切り交渉、高く売るコツ、物件の経年変化と、それにともなう経費、などなど、読んでおいてよかったと、胸をなでおろすことばかり。<P>契約のやり方、登記のやり方など、立地条件のチェック、など、最重要なことがらにはページを確保し、力点をおいて解説している。<BR>区分所有者とは、管理組合のこと、共有部分と専有部分についての注意、など、知らないままでは、あとあと大きな問題になることも、しっかり、きっちり、わかりやすく、書かれている。<P>とにかく、大きな買い物であるから、投資として、効果を上げるためには、業者に言われるがままに行動すべきではないだろう。<BR>自分で判断して行動するためには、勉強がぜったいに必要だ。<BR>この本は、マンションを専門外とするサラリーマンにとっても、基礎を身につけることができる本である。
年利回り5%とか、6%とかいうワンルームマンション投資の新聞広告を見て、こんな低金利時代には、こういう投資が一番なのかな・・・と思っていましたが、この本を読んでびっくり。数字のマヤカシというか、とんだ落とし穴があったんですね。まったくうかうかしていられません。<P>また儲けるには初期投資を極力抑えないといけない、ということも分かりました。この種の本はいくつか読みましたが、こんなに裏事情を詳しく書いている本はないのでは、と思います。とても参考になりました。