今までの概念・慣習が根底から覆るサービスの定義が素晴らしい。<BR>時代の流れとともに変動する表面的な消費者のニーズにあわせるのではなく、「本物の(本質の)サービスとは?」という企業(人)にとっての最も大きな命題を明快でかつ的確に捕らえられている。
これまで一貫してイベント業に従事してきましたが、本当のお客様の<BR>喜び、イベントで言えば主催者、参加者の喜びとはどういうことだろうと<BR>悩んでおりました。イベントというのは、まさしくサービス業ですが、<BR>この本を読むことで、お客様が喜ぶ、従業員が喜ぶ、会社が喜ぶ、<BR>サービスとはどういうものかを学べた気がします。<P>難しい学者さんの理論よりも、我々のように会社の<BR>最前線でお客様と接しているものとしては、今すぐはじめられる、<BR>手軽に読めてわかりやすい表現の方が重要だと感じます。<BR>また、サービスとマーケティングの違いや売れるサービスの仕組みも<P>解説されているので、たった一冊の本ですが、マーケティング、セールス、<BR>サービスを一環して学べることができました。<BR>これからは、こうしたビジネスの実践から生まれた生の声を簡単に<BR>読める本がよいのではないでしょうか。
良いサービスの提供方法ではなく、その考え方から見直すための一冊です。<P>丁寧に優しく書かれた文章を書店で見た時は、「もう少しレベルの高い内容がいいかな」と思ったのですが、「そういえば、サービスの基本中の基本のことって知らないな」と思い直して購入しました。<P>学生時代のアルバイトや社会人としての経験でなんとなく自分もサービス位はできると考えていましたが、読後は襟をただしてやり直そうと思わせてくれる充分な内容でした。<P>この本を読んだ後にさらに奥を知りたい人のための一冊が是非読みたいものです。