TOEFLは、アメリカなどの大学で勉強するだけの「英語力」と「一般常識力」が受験者にあるかを調べるテストである。日本ではTOEFLを単に英語のテストと考え、一般常識については忘れられている。この本はリーディングに関連させて、「動物学」「アメリカ先住民」などの15の分野の一般教養を身につけさせるために編集されている。この本のプラスとマイナスは次の通りである。<P>(1) プラス1:一般常識がコンパクトに日英で説明されており、英語についてはCDの音で内容を確かめることが出来る。<BR>(2)プラス2:単語チェックなどのコーナーがあり、構成に変化があり、飽きにくい。<P>(1) マイナス1:一般教養解説の英語がこのレベルでは高度すぎる。この内容がすぐに分かるのであれば、TOEFL190点は簡単に取ることが出来る。せめて和訳は載せるべきである。<BR>(2) マイナス2:一般教養の解説にアメリカの有名人の名前が頻出するが、われわれにはほとんどなじみがない。有名人の簡単な解説などが必要である。<P>結局、この本は、よき指導者から英語を学ぶ場合にのみ、極めて有用である。しかし自学自習をする多くの人は、ほぼ間違いなく、途中で読むのを放棄するだろう。この本の英語は、TOEFLで280点(ペーパー650点)を取る人にでも難しい。
リーディング強化のために購入しましたが、英文に慣れるという点に加えて、<BR>リーディングセクションで出題される主なトピックの背景を解説しているところが気に入っています。<BR>この本で十分と言う訳ではありませんが、ある程度の事前知識があれば問題を解く際に有利ではないでしょうか?<P>またTOEFLの傾向(リーディング)を知ると同時に付属のCDでリスニングの強化にも役立つと思います。<BR>これからTOEFLを受ける方も一度この本で傾向をつかんでから、テストを受けた方がスコアが上がるように思います。
TOEFLの試験対策には、英語の文法やボキャブラリーのほかに自然科学や歴史など英語学習以前に勉強しておいた方がいい項目がいくつかあります。私は、今まで生物学や歴史の勉強は避けて通ってきましたが、この本で勉強してから興味が湧いてくるようになりました。CDつきなのでリスニングの勉強にもなり英文を読む助けにもなります。いつも買うだけで満足してしまう私ですが、今のところ順調に勉強を進めています。