あまりぱっとしないTOEFLイディオム本がほとんどの中、この本は群を抜いている。単調なイディオムの羅列ではなく、音声を使ってのディクテーション形式の穴埋めあり、四択問題あり、意味をマッチングさせる練習ありと、うまく学習が身につくよう工夫されている。しかも1469題とTOEFL形式での練習問題がてんこ盛りだ。どれも過去出題されたものか、されそうなもののみを厳選しているのもいい。イディオム関連書としてはまれに見る良書。一冊購入しておけば長~く使えて値段のもとは充分とれるはず。おすすめ!
TOEFLは北米の大学・大学院でのキャンパス、その関連状況で遭遇しうる言語による運用能力があるかどうかを測定するもの。ことイディオムは、なかでも英語による話し言葉に焦点があてられている。無数にあるなかから、なるべくキャンパス生活でよく耳にするものをピックアップしているし、学習用に、記憶の定着が図れるよう、うまく工夫もされている。TOEFLは毎回出題の内容が異なるので、そのときに似たイディオムがでなくても、何回も受験しているうちに遭遇することもあるはずだ。TOEFLにでる、でないという狭い視点ではなく、日常使われているイディオムに慣れ親しむという点では、絶対に損はしないはずだし、かなりの力がつくはずだ。イディオムは知っているか知らないかが理解に大きくかかわってくる。そ!!!意味でもイディオム対策にはベストの教材と言えよう。
TOEFL対策というよりは、英語力アップに最適の教材。テープで聞いたイディオムを書き取り、何度も復習していくというオーソドックスな勉強で身に付く。ただ、前のレビューアーもおっしゃるように、やや余分に難しいイディオムが含まれている。とはいえ英語学習にゴールはないから、やって絶対損しない教材であることは間違いない。