ディクテーションは、英語を学ぶ上で一度は通過するべき学習法だと思います。それを、実際に日本人がよく間違えた部分に焦点を当てて行えるという点で、画期的な本だと思います。リスニングには音だけではなく、文脈や文法的知識も重要だということを示してくれるという点でも良い本です。<P>惜しいのは、聞き取りという観点からは間違いと言うのは酷であるようなもの(コンマの有無など)まで間違いに含めてしまってること、発音上の問題で解決がつくようなものまで文脈・文法的知識で無理に解説しようとしているような例がいくつもあること、そして間違いの傾向をもっと突っ込んで分析すれば、この本で扱われている例以外にも応用が利くようなアドバイスができたのではないか…と思えることです。<BR>本当のナチュラルスピードの音声が入っているとは言いがたいので少々易しめですが、ディクテーション入門として優れた教材だと思います。
ディクテーションは初挑戦だが、学習にかかった時間が1ユニット20分ぐらいだったので集中でき、意外とよく聞き取れた(…ような気がした)。これなら大丈夫だと安心していると(これが実は落とし穴で)、本書で挙げているデータどおりに間違えている。むきになって続けると、とにかく面白いほどに間違える。気がついたら、自分の聞き取りの弱点がすべて浮き彫りにされていた。<P>最も驚かされたのは、間違いの原因を説明している「解説文」を読むと、素直に納得できたこと(…悔しいけど)。これなら続けられるし、くり返しやれば力もつくと思う。<P>それと「この本の使い方」では、丁寧かつ的確にディクテーション学習の進め方を説明しているので、このとおりに行えば効率よく学習に取り組むことができる。
15ユニットから成り立っていて、3週間で終わるようになってます。<BR>1ユニット30分前後あればできるので、負担にならないと思います。<BR>英文自体はスピードもゆっくりで、内容も理解しやすいです。<BR>ディクテーション初心者には、とっつきやすいと思います。<BR>しかし、上級者でも満点取るのが難しいのではないでしょうか?<P>関係詞の追叙用法の部分では、whereの前にカンマを抜かすと減点されます。<BR>ただ聞き取れるだけではなく、文法知識も総動員したり、同音異義語にも注意が必要です。<BR>茅ヶ崎マンスリーでディクテーションしてましたが、独学だと自己採点が甘くなりがちでした。この本は、コメントや練習問題があるので心強いです。<BR>良書です!オススメ!