☆画野朗氏による描き下ろしイラストが9点と多いし(多分)、ゲーム画像、イラストなど網羅され、ゲーム使われていない雪さんのラフ絵だけもで7ページに及び実に豊富で嬉しい限り。 <P>また副読本となると思われるシナリオが書き下ろされている。<P>これがまた秀逸な出来であり、ゲーム本編で雪さんに惚れてしまったプレイヤーであれば必読の内容であることは間違いないでしょう。<BR> <BR>ゲームに使われたCGにも線画のページに絵師のコメントがあるし、この本の執筆自体は(巻末を読むと)、トノイケ氏が担当しているのも大きいです。 <P>これはまた…魂の出来です。 <P>メディアワークスの『こみっくパーティ ビジュアルファンブック』に匹敵する程に。 <BR> <P>しかしながら、唯一にして最大の欠点があります…それは…『みずかべ』がフォローされていない事でしょうか。 <BR>『みずかべ』のイラスト、CGはもちろんな事、コミケ62で配布(?)されていた紙袋のイラストなどが掲載されていないのが惜しまれます。
描き下ろしイラストに、豊富な広告素材もちろん、ゲームで用いられたCGを、大きめの本で眺められるだけでも価値あり!また、ラフやコンテなども多く掲載されていますので、イラストを描かれる方には参考になると思います。そして、「水月」という理解が難しいストーリーへのフォローとして、脚本のトノイケ氏の解説やインタビューは、参考になります。とにかく、内容は充実。ファンブックとしては文句ない出来です。
このゲームを知るきっかけとなったのは、原画家の☆画野朗さんです。コンシューマ化されたCanvasというゲームをして、この人の醸し出す絵の雰囲気の完全な虜になってしまった。ほんわかしてて、心が和むのがよくわかる。この本を買ったのも書き下ろしがあるからだが、個人的には書き下ろしだけでもこの金額を払ってもいいと思う。だから、評価は5を与えた。