秋月りすさんの漫画を見ながら、「クリティカルシンカー」になる本。<P>見開き2ページごとに分かれていて、それぞれ、まず4コマ漫画がひとつ載っています。筆者はその登場人物につっこみを入れながら「クリティカル」な考え方を解説します。漫画をそんなに真面目に考えなくても、と思うかもしれませんが、これは身近な場面で応用するための例としてあげられているものです。 楽しく読めて、しかもちょっと賢くなれます。たぶん。
~専門職として社会から資格や技能、技術などを付託される方々。<BR>やっぱり、一時的な思い込みで判断してはその社会からの期待にこたえられないかもしれない。<BR>「私に任せなさい」式の専門職のありようはもう廃れてしまった。<BR>そんなことをうすうす感じているときにこの本を読むと救われるだろう。<BR>~~<BR>正しいものは何もなく、正しいと訴えるものばかりと感じているときには、実は正しさというものには取り扱い方があることを知ることを助けてくれる。<BR>うのみはだめ。お互いに批判的に思考し合うことが、実は社会の期待にこたえることだとわかって欲しい。そのために、ぜひこの本を読んで欲しい。<BR>~~<BR>笑えるマンガ付き。しかも多くの項目は見開き2ページにまとめられていてとても読みやい。~
「OL進化論」の漫画があるので学生向けと思われるかもしれないが内容はしっかりしている。おそらく筆者の意図として中学・高校からでもクリティカルシンキングを学んでほしいということなのだろう。「クリティカルシンキング・実践篇」を翻訳したのと同じ著者で、こちらの内容のほうが入門としては良いかもしれない。