とても面白い本でスラスラト読む事ができました。著書の中には生き方の『極意』ともいえるノウハウが凝縮されています。私の場合は『思いの結果をイメージ化し確信をもつことでそれが可能になること。』と『与えるものが受け取るもの』というフレーズとその内容に強く惹かれました。分かってはいても出来ない事、これは思いのレベルが低いからです。逆に思いのレベルが沸点になるまで勉強して確信が持てればその思いは『成功』するということです。本書を読む事でそのレベルは飛躍的に上がるはずです。<P>全体としては船井先生のこれまでの『まとめ』的なニュアンスがあるように思いました。その点からも、一読の書ではなく何度も繰り返して読める本でした。
簡潔な言葉の背景に、ものすごく深い大きなものがあるので、全部を完全に理解するのは本当に難しいと思います。<BR>量的には約200ページと、それほど多くはありませんが、私は半月くらいかけて、じっくりと読み込みました。まさに「噛めば噛むほど味が出る」本だと言えるのではないでしょうか。<P>生きる上で、「世の中」を理解する上で、「人間」を理解する上で、「自分」を理解する上で、重要な本質的なことを、ポイントで簡潔にまとめた本なので、これをいかに具体的な自分の現実に生かせるかという部分で、読者の人間力が問われるのではないでしょうか。<BR>また、筆者はそれを願っているのだと思います。
船井さんの本はどれも堂々としたタイトルなのですが、これが究極のタイトルではないでしょうか? やはり不思議だと思う内容も書かれていますが、船井さんの本は一貫して嫌味度というか、雑味をほとんど感じないので、それらも含めてとても読みやすく、今まで解りにくかったことが割とすんなり受け入れる事が出来ると思います。船井さんの本を初めて読む方は、今までのフナイ本と併読すると、この本をもっともっと生かすことが出来ると思います。