ラジオや中学生の教科書のやり直しで基礎を固める。<BR>簡単な内容のCDをながらでもいいから、聞きまくる。<BR>インターネット上にある無料の読み物を利用するなど、あまりお金を<BR>かけなくてもいい方法が載っています。<BR>童心にかえって「セサミストリート」もお勧めらしいです。<P>英語学習方法の指南書はそれこそ、山のように出版されています。<P>何が合うのかやってみなければわからないので、試行錯誤するうちに時間が<BR>たっていく。<BR>この本を参考に、自分にぴったりな方法を模索してはいかがでしょうか。
「なぜ上達しないの」「どうすれば上達するの」という基本的な疑問について、英字新聞ジャパンタイムズの記者であり、週刊ST(英語学習紙)の編集長である伊藤サムさんが、ステップを追ってわかりやすく教えてくれる本です。 伸び悩み打開法として提唱されているのは、「やさしいものをたくさん読む」という、とても簡単なこと。英字新聞の記者もここから出発すると聞いて、そんなものかと目を開かれました。納得がいくだけでなく、「これならできそう」という確かな手応えを感じます。 本の中には、週刊STの読者の体験談がたくさん出てきます。「海外生活の経験があるのに上達しない」とか、「10年間頑張ってもTOEICの点が上がらない」とか。そういう方々が「やさしくたくさん」で力をつけていく課程と感激が、体験談から伝わってきます。仲間がたくさんいると実感でき、励みになります。 これを機に、「頑張っても上達しない」から「自然に上達する」に、方向転換ができそうです。
数ある英語学習指南書の中でも出色の出来だと思います。すでに夥しい数の英語学習指南書が世に出ていますが,眉唾物も少なからずあります。又,言語学、英語教育学のバックボーンのない、個人の経験だけに頼った本も数多く見かけます。そのような類の本は百害あって一利なし。その点,サムさんのこの本は言語学、第2言語習得理論をしっかり踏まえてあり、かつ平易な言葉で書いてあって分かりやすい。サムさんの提唱する「やさしく,たくさん」はまさに大人が言語を習得するための究極の奥義と言っても過言ではありません。 この本は,英語学習の方法に悩んでいるすべての人に読まれるべき本です。特に,中学生,高校生には読んでもらいたい。なぜなら、中学,高校の多くの英語教師は英語学習,英語教育に対する明確なヴィジョンを持ち合わせていないように私には見えるからです。そのような教師の下では学生の英語力は不均衡に,非効率的にしか伸びて行きません。しかし,この本を持っていれば何も心配することはないでしょう。 私自身、サムさんの影響を受け1年以上前から「やさしく,たくさん」を実行していますが,このままプロ級の英語まで突き進みたいと思います。最後に,この本が日本に多く存在する英語難民の手に届くことを願っています。