第5章以降がとくに、考えさせられました。戦争は、ほかの国の人たちを殺したりするだけでなく、戦争をしたら自分の国が豊かになったり安泰になる、というわけでもなく、実際はその逆で、自分の国の福祉を削ったりしなければならないこと、また、兵士として行った人たちが帰ってきた後のこと・・「戦争が終わってから自殺したベトナム帰還兵の数はベトナム戦争で志望したアメリカ兵の数より多い」とか、帰還兵の多くがホームレスとして暮らすようになっていたということとか。。また、核兵器や生物兵器の研究と、環境破壊の関係とか。。<BR>戦争はほんとに、「殺し合う」ということだけではすまないことなんだな、と、あらためて思いました。<P>ほんとに、これ以上このままやりつづけたらまずい、自分の身も崩してしまう、と、どこかでみんなわかっているのに、やめられないという、「中毒」になってしまっているところから、なんとか回復できるのでしょうか? われわれは。。<P>でも同時に、アメリカでは戦争を推し進める人たちのやり方も強力だけど、同時に戦争に反対する伝統もとぎれていない、そして国内の反発の声の高まりによって今までの戦争から手をひくことがなされてきた、ということについても書かれていて、それ両方がアメリカの歴史なんだなぁと思いました。<P>日本で私はどうやっていけるだろう、と考えます。。。。
9.11のテロに対してアメリカはアフガニスタンへの報復攻撃に加えイラクへの攻撃を進めていることが報道されるのですが、ここまでくると、アメリカという国の独善的な行動・振る舞いが目につき始めます。アメリカとは、どんな奴らなのか?その疑問に、非常にストレートに応えてくれたのが、この本です。<P>”コミック”ですから、回りくどい表現がなく、明解に描かれているので理解するのに役立ちます。<BR>日本人は、比較的アメリカびいきで、アメリカナイズされていますし、日本の政府・マスコミは、親米路線ですので、この本に描かれたアメリカの病的なほどの戦争好きなことというのは意外と知る機会はないと思います。<P>目からウロコが落ちるような思いでした。
主要なTVやニュースでは決して流されることのない<BR>アメリカが戦争をしつづける本当の理由が<BR>とてもわかりやすく、面白く書かれています。<P>アメリカでは今、9・11で愛する家族を失った人々と市民が<BR>罪の無い市民の犠牲は、もういらない。<BR>「No War!」と伝える姿に胸が震えます。<P>イラクに何故あれほど戦争をしかけたがるのか?<P>正義という名のもとに戦争し続けるアメリカの知られざる真実を<BR>アメリカ人が書いた勇気の書です<P>絶対の自信を持ってオススメします!