本書は私が世界の貧困の問題を考える上での入門書になりました。<BR>子供にもわかるように簡潔に「何故貧困があるのか,それを解決しようと世界はどう動いているのか」書かれている。自分に何かできないか考える事にもつながりました。良い本です。
飢餓問題研究の第一人者である著者が、親子対話方式で語る貧困に関するレポートです。28のテーマにがとてもわかりやすくまとめられており、基本的な必要知識も順を追ってちりばめられているので予備知識がなくても簡単によめると思います。また、内容は必然的に経済のグローバル化の問題や戦争、政治などにも深く関わっていくので、社会科学系(特に国際関係学を志す人は必読!)の学問を始める足がかりにもちょうどよいと思います。<BR> <BR> 字の大きさや表紙の雰囲気から、低い年齢をターゲットにしているようですが、大学生以上の方にこそ読んでほしい一冊です。
恵まれているからこそ退屈に当たり前に過ごしている日本の時間。食べられることに、そして余った食物を捨てることに、何か心を動かされる人はどれだけいるのだろう?それが、実はごく一部の人に与えられた特権であることに気付く人がどれだけいるのだろう?<P>当たり前の食生活の裏側で、埋没して見えなくなっている、多くの飢えた人々をこれだけ説得力を持って、易しくみんなにわかってもらえるように書いた本は、まれだと思う。ぜひ、たくさんの人に読んでほしい。