購入の直接のきっかけはシスアド受験のため。過去問題集を解いたところ、確率・統計関連の問題ががまったく分からなかったので参考のつもりで読んだ。時間的な制約もあり、全部は読めなかったものの概要はつかめたと思う。おかげでシスアドは合格。今後、高度情報処理試験を受けるにあたっても参考にしたいと思っている。
金融工学を学ぶために、速習で確率・統計の概念を学ばなければならなかったが、最初の1冊として、すごく役立った。3日でマスターできた。高校でも確率・統計はマスターできなかったが。この本はそこら辺にあるテキトーな本と違い、しっかりと書かれています。
この本は、論理の飛躍なく、いかなる知識も前提とせず確率・統計の基礎が身につくように工夫されています。数学を学ぶに当っては、よくある式から次の式への式展開が追えないということがあります。それは、その水準の数式へあたるまでに知っているはずのことを知らないからです。初心者用の数理統計の本を読む前に、この本を読んで”組み合わせ”や”期待値”の概念的意味をつかんでおけば、数式にあたった場合にも、無理なくイメージをつかむことができると思います。また、楽に読み進むことができるようになっているので、一週間ほどで読みきることが出来ると思います。