同書は上巻と同じく、あくまでも XML を利用しやすくするための技術を解説したり、仕様を紹介する書籍ということに留意した方がいい。<P>XML の理解にそれほど困難は伴わないと思うが、XML を利用する技術の XSL や XPath が非常に理解しずらいはず(独力でプログラムを書けず、HTML の知識だけの人なら尚更)。<P>今後 XML を利用するに当たって、XSL の内部関数や XPath 式、DOM の作成などが必要になるはずだ。レイアウト表示をする XSLT だけでは、力不足になる。初心者や初級者が困ったときに、同書は役に立たないと思われる。<BR>最大の理由は、XSL 関数や XPath 式の参考例やリファレンスが圧倒的に少な過ぎるからだ。<BR>切羽詰まったときに困らないようにするために、XML と 周辺技術 (XSL 内部関数と XPath 式に詳細で十分な記述を用意した練習問題や参考書)を別々に用意した方がいいはず。<P>同巻は、上巻と同じく(完全解説というには)リファレンスや索引が不足しているのと、章・節のレイアウトがいまいちのため、読了するのに根気がいる。<P>難点ばかり並べてしまったが、現在出版されている XML 関連で同書より詳細に記述されている書籍がないため、XML で仕事をする人には必須になるだろう。
XML関係の技術は、インターネットで調べれます。<BR>が、情報が古かったり、情報量が不十分だったりで、結構不便で、この本を買いました。この本は、手元において置くと、とても便利です。重宝してます。値段も、他のXMLの本に比較して安いし。<P>読みやすい本ではない、と思います。しかし、使えば使うほど、その重宝さが、わかってきました。あと、本の厚さのためか、紙質のためか、作りのためか、不明ですが、だいたいのページが、開いた後、ほっておいても、閉じないのが、非常に便利です。