「プロジェクトマネジメントOS本舗」主催者として有名な著者の渾身の一冊という感がある力作である。<P>プロジェクトマネジメント・マネジメントプロセス・プロジェクトマネージャから,その戦略・手法・問題解決法・スキルまで余すところなくカバーされており,PMBOKにとどまらない「プロジェクトマネジメント全般の知識」を習得したい人にお勧めである。後半の戦略編以降は紹介する項目の多さもあってか,抽象的だったり駆け足だったりという印象を受ける箇所もあるが,参考文献が細かく提示されているので,必要に応じてそれらで補って欲しいという意図なのだろう。<P>痛いのは,索引(インデックス)が付いていない点である。これは本当に痛い。これに限らず,内部での相互参照がちゃんとできていなかったり,誤字・脱字が比較的多かったりして,作りが甘いという印象を受ける。これらの点で気持ち的には★4.5。
様々なプロジェクト管理手法を織り交ぜ内容は充実している。具体例も図解もあり読みやすい。実際の現場の立場に近い見方で表現されていると感じられ、熟練したマネージャーのみならず、これからプロジェクトマネージャーを展望する若手SEに是非読んでいただき、「プロマネとはこうあるべき」という心得から学んでいただきたい。