魔術師と呼ばれる株式トレーダーがそれぞれのトレーディング方法などをインタビュー形式で語っている。人生が様々であるように、トレーディングの方法も様々である。ファンダメンタルズ派とテクニカル分析派。大きく下落した割安株を買う者もいれば、既に買われている銘柄に狙いを定める者もいる。<P> またトレーディングのことだけでなく前職の話などもしているところも興味深い。科学者、水泳選手、農業をしている人、ミュージシャン、…、とその経歴もまた様々である。さらに相場を始めた頃に大敗をした者も多く、その経験談もためになった。<P> 一方、手法が様々であると同時に共通する性質も多く見られる。例えば、決めた規律は守ること、地道な努力をすること、自信を持っていること、感情的でな!く合理的であること等だ。この辺は単にトレーディングのみならず、他の仕事でも成功の要因と言えそうである。<P> これらのインタビューは米株式市場が2000年3月のピークに達する直前に行われた。「増補版」で追加されたその後の下落相場での話では、相変わらず高いパフォーマンスをあげる者もいるが、苦戦している者も多い。その部分では弱気相場への対処法を学べた。
本書は最初のインタビューを行った後、その後のトレーダーたちに追加インタビューを行った本です。マーケット環境が激変したため、利益を出せなくなったり、パフォーマンスが悪化したトレーダーもいます。しかし、マーケットが動く限り利益を出し続けるとレーダーもいます。こうした環境の変化にどう対処するかを学ぶことができる得がたい本です。
強気相場が終わって、パフォーマンスが出せなくなった人間や弱気相場が始まる前に運用から手を引いてしまった人間まで色々いることが増補版で追加されたインタビューから分かる。<P>ウィザードとして登場していたひとり<BR> マイケル・ラウアー<P> 2003年7月にファンド資産の過剰評価を投資家に対して行った件<P> ある企業の株を買いと売りを同時に行って株価の不正吊り上げの件 などでSECから告発され資産を凍結される。<BR> その後、ファンドは破産。<BR> 本人は訴訟中。スタッフの一人は有罪判決を受けている。<P> ブリトニー・スピアーズや元サザビーズの会長も同ファンドの投資 家だったらしい。<P> トレーディングをしている人間なら "買い推奨"