児童虐待。二人の息子を持つ私には、信じられない、想像も付かないテーマだった。スーパーで見かけたことがある。子どもが転ぶと、追い打ちをかけるように怒鳴る母親。立ち上がろうとする子どもの頭をなぐって、もう一度転ばせてしまう母親。でも、見ず知らずの若い母親達に、私は何もできない。<P> 虐待を受けているのではないか、と思われる少女を知っていた。腕には、大きなやけどの後。「私が小さいときに、お母さんがカップラーメンをこぼしてしまったの。」あの少女は今、どうしているだろう?<BR> もしも、と思ったときは、行動しなければならない。まず声をかけてみよう。自分の出来ることを探りながら、3冊を一気に読み終えた。<P> 新たなライフワークに出会った気がする。
この本は書店で見て買いました。今、虐待されて無くなる子供がいます。私も2人の子持ちの母親としてこの親がどんな気持ちでいるのか知りたいと思い読もうと思ったのです。<BR>この本はデイブ自身の告白本ですが、ここまでひどい虐待を受けているのにもかかわらずお母さんの存在が恐ろしくて口答え出来ず我慢し続けている彼が本当に可愛そうでした。<P>読んでいて涙が出ました。もし子供が可愛くないと思う母親には読んで頂きたいとおもいます。子供に対する気持ちが変わると思います。
ずっと前から気になっていた本で、遂に先日購入し一気に読んでしまいました。<BR>著者が幼い頃に実の母親から受けた虐待をとてもリアルに綴った作品ですが、<BR>三部作の始まりであるitと呼ばれた子を読んで私はいろいろと考えました。<BR>とても感じたのはこの本の実話だから出せる読むのを中断したく<BR>なるようなリアルさです。<P>でも虐待を受けて絶望の淵にいても絶対に心は屈しない姿に<BR>普段は当たり前のように生きている自分の幸せさを感じました。<BR>それと私が特筆したいのは著者のあとがきです。<BR>たった数ページのあとがきですが、生きる事の大切さを感じ、<BR>虐待が驚くほど多い現状を素直に問題として受け入れられました。<P>何も役に立たないかもしれないけど、何かしたいと心から思いました。<BR!>!!直に読者がそう考えられる作品はとても少なくてとても価値のある<BR>作品だと私は思いました。