認知療法の枠を越えた画期的な本。<BR>どうすれば鬱や無気力が治るのか、<BR>恋人や夫からの愛情がなくなった時にどうすればいいのか、<BR>愛する人がなくなった絶望感から早く抜け出す方法、<BR>批判してくる相手に対する最適な話し合いテクニックetc...(もっと載ってます)<BR>人生の様々な問題に対する対処方法が書いてある。<P>鬱度チェックもついているので<P>自分の鬱度を随時チェックできる。<P>めちゃくちゃ重い鬱病の人は本を読むことすら出来ないとは思うけど<BR>本を読める力のある人は一日一章ずつ、継続して読むことを勧めます。<BR>私は1年間この本を読み続けて社会復帰を遂げました。<BR>一度読むだけだとまた忘れるので、騙されたと思ってとにかく続けて下さい。<P>認知療法用のノートも併せて作ると最適です(トリプルカラム法:本書参照)<P>もっともっと多くの人に鬱から立ち直って欲しい。
うつ病になって一年休学することになった医学生です。2年越しで良くなって来て春からの復帰の目途がたってきました。この本は、お世話になっている総合診療科の先生の勧めで購入しました。少し回りくどい部分もありますが(訳書のため仕方がないでしょう)、実話が多く収録されているため、楽しんで読んで行けると思います。うつ病の認知の歪みのチェックリストは、うつ病真っ最中には、「そうそう!全部当てはまる!」と言う感じで、納得の連続でした。この本を通して、自分の認知の歪みを客観的に捉えられるようになって、うつ病の治療が早く進みました。アメリカでは、認知療法が薬物療法と同等の効果があるとするエビデンスが発表されて居ます。薬物療法と合わせて行うことで、よりうつ病の治療がスムーズにいくそうで、再発率も下がると論文で読みました。是非、多くの先生方、うつ病で苦しんでおられる方々に手にとっていただきたいと思います。
これまで何十冊も「元気が出る」系の本を読みましたが、ほとんどが根拠のない精神諭の押し付けに過ぎませんでした。しかしこの本は学術的バックグラウンドを元に、論理的、実践的かつ包括的で、非常に内容が濃く、巷の自己啓発本とは一線を画しています。私はこれですっかり元気になりました。<P>原書が米国で出版されたのは20年以上も前ですが、当時200万部のベストセラーになっただけあって、内容も古さを感じさせません。買ってきた日から取り組めて、気分改善だけでなく周囲の問題解決にも役立つ優れもの。うつの予防法、心の成長を語る部分は本書のクライマックスですが、歯切れよく鋭い示唆に満ちており圧巻です。<P>サブタイトルに抑うつ克服法と書いてありますが、もっと幅広く人生における悩み全般に適用できる、他に類を見ない良書だと思います。一般書コーナーに置いてほしいくらいです。