書店にたくさんのWeb関連の本が並んでいるけど、なかなか、「これ」って言うのが見つからない。<BR>私はWebの初心者であるけど、たくさんの参考になる見本と、構成の仕方、作り方の基本が記入されてて、すごく満足しました。<BR>ゼロからって言うから、本当に初心者向けかな?と思ったけど、ある程度Photshopも、Illustratorも出来ることが前提で進んで行きます。<P>この本は読み進めるうちに、「うんうん、なるほど」「あ~、こういう手法もあるんだ」「これやってみよう」と、参考になるところが盛りだくさんで。買っても損したかなと思う本も多い中、「買って良かった!」と思える一冊。
もしWEBデザインの専門学校があれば、そこの講師たちはこぞってこの教科書を奨めるんじゃないでしょうか。芯から学びたい人にはとてもいいと思います。
「初心者向け」となっているが、内容はかなり高度。タイトルの「ゼロからはじめる・・」はちょっと違うのでは? Webデザインは歴史が浅いのでみんなスタートラインについたばかりと言える、だから「ゼロから始める」という意味かも知れない。高度な内容だが、分かりやすい言葉で書かれていてとても理解しやすい。<P>サイトのプランニングから構築、運営まで網羅的に書かれているので、その意味ではこれから勉強する人向けとも言えるが、密度は濃い。その分、個々のテーマについては物足りない感はあるが、ポイントを的確に押さえているので入門書としては分かりやすく実務にも即役に立つ。個々のテーマをもっと掘り下げた続編が出れば楽しみだ。<P>なぜ3D表現が有効なのか?とか、ナビゲーションボタンの数はいくつが適正か?とか、見せる文字と読ませる文字の違いとか、デザインの原理から解きあかして実際の作り方まで教えてくれている。<P>類書と同様にたくさんのサンプルが紹介されているが、漫然と「良い見本」というのではなく、テーマ毎に鋭い分析がなされていて、これを読むだけでもおもしろい。じっくりと読む本だと思った。<P>デザインを発注してプレゼンテーションをしてもらったことがあるが、今から思うと感覚的なことばっかりで、この本に書かれているような理論的な話ではなかった。もっと早くこの本を読んでいれば納得のいくデザインになっただろうと悔やまれる。「コツさえつかめばデザインは難しいものではありません」という著者の言葉に励まされて、サイトの運営に積極的にチャレンジしてみようと思う。