中国株について、具体的なデータなどをもとに個別銘柄について<BR>わかりやすく解説した内容で、本書の前に出版された一作目に<BR>続く著作。<BR>出版から既に1年以上が経過しており、こうした個別銘柄を<BR>取り上げた本はしばらくしてから読み直してみると、マーケット<BR>全体やその企業の状況そのものが大きく変化しており、まったく<P>陳腐化してしまう場合が少なくない。<BR>しかしながら、本書が出版されて以降の中国株市場は全般に<BR>堅調に推移しており、取り上げられている銘柄の多くは株価も<BR>堅調に推移している。<BR>そのため、個々の示されているデータなどの古さはあるが、<BR>なお、個々の銘柄、企業の輝きは失われてはおらず、魅力も<BR>感じられる。<P>とりあえずのとっかかりとして、本書に取り上げられた銘柄<BR>について最新のデータも入手しつつ、それと比較もしながら<BR>投資の参考とすることはできると思われる。<BR>私自身、第一作目の本を読んだことをきっかけとして中国株<BR>の個別銘柄への投資をはじめたが、現在は購入したすべての<BR>銘柄が買値よりは上で、中には3倍近く上昇した銘柄もある。<P>市場の不透明性や流動性の欠如、中国政府の政策、為替リスク<BR>などのマイナス要因はあるものの、全体として中国の経済は<BR>今後も力強く成長することが予想され、中国株への投資は<BR>やはり魅力があると感じられる。<BR>本書はそのための参考となる一冊であり、入門書としても適当<BR>だと思う。
戸松信博さんの本です。1000万円を投資すると仮定します。それを50銘柄に分散すると1銘柄20万円になります。仮に10倍になったとしても200万円にしかなりません。これでは投資は失敗ですから50銘柄に分散するのは最悪です。10銘柄くらいに厳選するべきだと思います。家電や携帯電話のような競争の厳しい業界に投資すべきではないと思います。健康10冊お金15冊の1冊。
前作「10万円から本気で増やす中国株」を読み終えた読者の方々のほとんどは、いてもたってもいられずにそのままパソコンに向かい、ユナイテッドワールド証券に口座開設を申請したのではないかと容易に想像できる。それほどこの本は中国株の魅力を十分に語ってくれた。<P>そして今回はその応用編ともいうべき実際に中国株を本気で購入しようと考えている方々に向けて執筆された最新情報てんこもりの実用書である。この本一冊を熟読するだけで、今買うべき中国企業の財務内容や経営状況が一発で理解できるのがすごくうれしい。中国株投資家にとっては絶対に手元に置いて何度も何度も読み返したくなる最高の資料だ。