文書を書くこと、物事をわかりやすく人に伝えるのが苦手な方にお勧めします。<BR> 私は、今までこのジャンルの本を何冊かよみましたが、いずれも身につかづあきらめていました。<BR> そんな時この本に出会えとてもラッキーでした。<BR> ドリル形式なので楽しみながら無理なく理解を深めることができます。
この本は「日本語ドリル」というタイトルになっていますが、国語のテストのような問題がずらずらと並んでいるわけではありません。著者の斎藤孝氏が提案する日本語力「基礎構文力」「要約力」「言葉の時間感覚」「図化・文章化の往復運動」「モードチェンジ力」に則した設問がドリルになっており、なぜその力が大切なのかを斎藤氏が解説しています。現代的な日本語力とは何か?社会に出て本当に必要になる日本語力とは何か?ということが改めてわかる貴重な本だと思います。<P>日本語力というと、難しい漢字の読み書きや敬語の使い方などが問題にされますが、斎藤氏はそんなことは大きな問題ではないと言います。それよりも、日常生活の中で、ある事柄に対しての意見交換をストレスなく行えたり、人の話をはっきりと理解できること、そういった力が日本語力だというわけです。たとえば、仕事上でも日常会話でも、何か話がずれてしまう人がいますが、斎藤氏はこの原因は要約力がないからだ、と言います。また、だらだらと長く話せればいいわけではなく、この話にはどれだけの意味(内容)があり、この内容ならばこのぐらいの時間で話せばちょうどいいと感覚的にわかることが、忙しい現代人にとって求められる力だと書いています。<P>私はこの本を読んで、自分のコミュニケーション能力の弱点がはっきりとわかりました。また、「この力がないとこういうことになるよ」といった指摘を読んでは、いろいろな友人知人の顔が浮かび、なるほどと思うことしきり。ドリルの問題も楽しいので、ただ読むだけではなく、学生時代に戻った気持ちでテストしてみるのもよいのではないでしょうか。
「分かり易い文章」をキッチリ書けるようになりたくて購入。<BR>文を言い換えたり、4コママンガの内容を要約したり、<BR>遊びながら「日本語力」を試せるようになってます。<BR>結果がイマイチだった人(自分だなー)のために、対策も付いてるとこが親切。<BR>結果が全然ダメだった人(前の席にいる課長…ぷぷ)も、<P>「ケンシロウ」だの「星飛雄馬」だのゴロゴロ出てくる例文で楽しめたからいいらしいです。<BR>さて、一通りドリルが終わったとこで、対策を実践していかねばー。