目次にあった「あなたは眠りをおろそかにしていませんか？」という言葉に<BR>なんとなく興味をそそられて購入。<P>確かに、この著者の言うように私たち現代人は眠りをおろそかにしているのだと思う。<BR>睡眠のメカニズムについて科学的に（しかし分かりやすく）検証・解説し、<P>著者独自の「口ぐせ理論」と絡めながら、新たな「成功習慣」へと論を発展させていく構成はスリリングで面白かった。<P>人生の三分の一も費やす睡眠は謎の多い時間だ。<BR>それを無闇に削るのではなく、意外な方法で有効活用していく本書の主張は、<BR>これまで誰も語ったことのないものではないだろうか。<P>少なくとも「三時間熟眠法」などよりはずっと説得力がある。<P>単なるポジティブ思考ではなく、楽天思考を推奨する著者が、<BR>「眠るだけで成功する」という究極の楽天習慣にたどり着いたのは<BR>もしかすると当然の帰結だったのかもしれない。<P>仕事や人生の幸せを願う読者なら、老若男女を問わずに読んでみる価値のある一冊。<P>人生が変わる！とは約束できないが、少なくとも人生を変える「きっかけ」は、この本の中にあると思う。