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| アルゴリズムの絵本-プログラミングが好きになる9つの扉
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(株)アンク
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アルゴリズムとデータ構造を取り扱った本はちまたにあふれている。本書もそのひとつではあるが、コンセプトが技術書ではなく「絵本」であるため、全ページを図解している点は評価できる。情報処理の教科書に使われているような本の内容が難しい場合に、本書を参照するとよい。特にアルゴリズムの概念を理解する上では、優れている。<P>ソートアルゴリズムについては、一通りの説明がなされているが、プログラミングに本格的に従事している人間には物足りない内容。特にクイックソートは、一般的に説明されている内容ではあるが、ソートできない数列あり。 本書の特徴は図解を多く取り入れていること。キャラクターが出てきて馴染みやすいものとなっている。ソート関連のアルゴリズムはもう少し例題が多ければなお良かった。本書のサンプルコードはC言語が主体となっているため、C言語の基礎的な部分は事前に理解しておく必要あり。
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