簡単、かつ説得力有り。すぐ使えるノウハウがありますので、活用させてもらってます。これまで10冊くらい株関連の本を買いましたがダントツ使えます。
とてもわかりやすい初級者向けの株本です。著者は、至る所で、初級者にもよくわかるように説明の工夫をしています。たとえば、罫線読みの酒田法では「三空叩き込み」という足型がありますが、それを「落ちて落ちて寄り付き買い」という風な説明で、記憶にも定着しやすくしています。そういうアイディアで溢れており、実戦でも、「あ、あのやり方を使えばいいのだな」と思い出しやすくなっており、とても重宝しています。<P>もうひとつ強調したいことは、著者の技術は汎用性が高いということです。原則やワザを使えば、初級者でも上級者と同じように買ったり売ったりできるのです。たとえば、損切り10%の原則を使えば、損も最小限に押さえられますから、危難から逃れられるわけです。<P>この本の弱点といえば、資金の配分についての説明が不足していることです。200頁は少なくて、不満を覚えます。
他のチャート本のごく一部分書き直したといったところで、目新しさはまったくありませんでした。売った買ったを日々繰り返すデイトレーダー向きで、大きく儲けることはできないと思われます。ほんの少しの儲けを獲得することはできても、初心者は下げたときに対処できませんので、著者のやり方でやった場合、5回勝って1回負けで、利益は飛んでしまうことでしょう。