篠原欣子という女性の魅力的でパワフルな生き様、その個人の哲学が企業理念や企業哲学に結びついて成功している話です。私自身がテンプスタッフの派遣社員として働いていた時に感じた、面倒見の良さ、暖かさの源は篠原社長にあったのだということが良く解りました。こんな社長の下で働きたい!篠原社長に営業同行してその経営哲学、企業文化を学びたい!と強く思わせられる本です。人材派遣業界以外で働く人に取っても、また男女を問わず、多くの人々に勇気や元気を与えてくれる本だと思います。元気を貰いたい人には、特にお勧めです!!
篠原さんの人としての魅力、人の心を大切にする生き方が、多くの人を磁石のように惹きつけ、成長した企業、テンプスタッフ。幾つかの大きな試練も、結果的に社員を成長させ、組織としての結束力を高める方向へと導いてしまう。その軌跡を見る時、社員を強く暖かい愛情で育てて来た篠原欣子という女性に強い興味を持たずにはいられない。人との出会いという意味では、非常に強運の持ち主であり、多くの局面でその出会いによって彼女自身が支えられていると感じる。その彼女の魅力を緻密な取材力、表現力で伝えている著者との出会いもまた、篠原さんの強運の結果であり、それ以上に彼女の魅力・人徳が引き寄せたものなのではないだろうか。そう思える本である。