「力むな!」「今に集中だ!」「絶対勝てるあきらめないぞ」「ここは大切なポイントだ絶対に入れるぞ」ブツブツ呟きながら何度も何度も自分に言い聞かせても簡単には結果が出ない。「今日の相手は負けてモトモトだ.自分を試して見るぞ」と挑んだ試合で無心にボールを追いかけていたら練習以上のプレイが続き勝利を得てしまった。「今日の自分は自分じゃなかった」としか感想がでてこない...こんな疑問に答えてくれて、テニスをする事が楽しくてたまらなくさせてくれる
主に、テニスを題材として書かれているが、テニスに限らず、全てのスポーツに、又楽器等を習っている人にも応用ができ、かなり参考になると思います。ここには、集中力の身につけ方と、それを妨害するもう一人の自分との付き合い方、自分の肉体のコントロールのしかた等が具体的にわかり易く書かれています。<P>尚、ゴルフやスキーをやる方でしたら、同じ著者が書いたゴルフ編、スキー編もあります。
読んでいて、自分が日ごろテニスをしていて遭遇する数々の場面が頭に浮かんでくる内容でした。著者のプレーヤーとして、またコーチとしての経験から生まれた理論だけに共感できるところが多いです。<P>ゲーム中、よく自分自身にも周りからも「集中っ!」って声をかけられることがありますが「ボールに集中する」って具体的にどういう状態のことなのか、この本を読む前はよくわかっていなかったと思います。<P>理論はわかったので、あとは実践あるのみですが、今はまだ集中力が未熟なので、余分な思考を排除しなければと思考してしまい、能力が開花するのはまだまだ先のようです。ちなみに評価の星が1コ足りないのは、内容には満足ですが、翻訳がいまひとつ拙いのではと感じたからです。