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| 総務部
(
下条 一郎
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○○部シリーズの中では恐らく最も地味かも知れないが、本来の会社の間接部門のあり方を考えさせられる本である。あらゆる会社において総務部と経営企画部の役割分担は非常に微妙であり、元来総務部というのは会社の中枢機能を担っているものだが、経営企画部ができた瞬間からその権力は奪われていく使命にある。その結果、総務部のモラルが下がり、本来総務部でしか果たせない機能でさえ弱まっていくことになる。<BR>近年コストダウンが叫ばれているが、それができていない会社というのは、そのコスト管理機能を担うべく総務部を見直すべきではないだろうかという気がした
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