アジアに住んでいる人なら旧暦がどんなに生活に密着しているかわかります。今の暦では「旬の食べ物」のおいしさは味わうことは出来ません。<BR>「季節はずれの」と表現される気象も旧暦で説明すれば殆ど答えがでることに大変驚きました。東南アジアで日本だけが旧暦での正月を意識していないのは寂しいですね。<P>小林弦彦著「旧暦はくらしの羅針盤」より易しく読めました。旧暦の仕組みを知りたいときは松村賢治さんを、旧暦の便利さを知りたければ小林さんの方を薦めます。二人とも知り合いのためか内容が大変似ています。
旧暦というと古くさいイメージがありますが、この本を読んで目から鱗!<BR>七草粥を作ろうと思っても、<BR>スーパーで売られているパック入りのひょろひょろした野菜・・・<BR>ひな祭りを祝おうと思っても、<BR>なぜか桃は咲いておらず花屋でしょぼしょぼした桃の枝しかない・・・<BR>何かおかしい、と日頃感じていた素朴な疑問が<BR>この本でどんどん解決されていきます。<BR>1年中どんな食べ物もたいていは手に入るようになった時代ですが、<BR>そんな中、季節感をより感じることができるヒントになると思います。