自分が恵まれていたなと思うことの一つは、読める読めない、理解できるできない、といった一切の垣根を設けず両親が湯水の如く本を与えてくれたこと。この本も『エルマーとりゅう』と並んで本棚にあったのを、ふと手に取ったものです。大分小さい頃だったと思いますが、物語と何より挿絵の魅力に引き込まれて一気に読んだのを覚えています。子供さんのいらっしゃる方、絶対お勧めです。読み聞かせなど要りませんから、とにかく絵だけでも眺めてご覧と渡してあげてほしい。<P>いい作品です。
小学校一年生の時、担任の先生から勧められてこの三部作を読みました。そんな私も今年で41才になります。今でも現役そのもので本屋に並んでいるのを見ると、この本の存在意義の大きさを感じずにはいられません。<P>物語も面白いですが、挿絵が独特のタッチで描かれています。古き時代のイギリスでしょうか。誕生日を迎えた父親は家で蝶ネクタイとタキシード、母親はドレスを着ている。一人息子が長い間行方不明(のはず)だというのに、ですよ。<P>それにエルマーを冒険に誘った、年老いたしわがれ声のノラ猫もいい。ゴリラもライオンもワニもいい。そして何よりリュウのかわいいこと!<BR>第三作ではカナリアの王様やまゆ毛のあるカナリアも出てきて楽しいです。
夜寝るときに読む字の本を・・・・と探していて<BR>いやいや園に続き2冊目でエルマーのぼうけんを手にとりました。<P>ちょうどいい長さでサブタイトルでお話が区切られていますが<BR>一話完結ではなく、1冊読んでお話が完結します。<P>でも子どもが好きな動物もたくさん出てきます。<BR>奇想天外の方法でその動物達から逃れ竜を助けに・・・<P>その知恵の出し方もとても面白い。<BR>角が汚れていて機嫌の悪いサイには歯ブラシを勧めたり<BR>たてがみががくちゃくちゃに絡まって怒っているライオンには<BR>ブラシとくし、そしてリボンで結んであげたり・・・<P>字が多い中にユーモラスな絵がとても子どもには<BR>魅力のようです。<BR>毎晩毎晩5歳の息子にせがまれ、次は何かな???<BR>と楽しみにしています。<P>本を開くとそこにはエルマーが冒険している島の地図が。<BR>よく見るとストーリーに出てきたことが細かく書いてあります。<BR>この辺でエルマーがみかんの木下で寝ていたところ・・・<BR>など。<P>それをみながらお話を思い出して楽しそうな息子です。<P>チョットわくわく、チョットどきどき・・・<BR>読み聞かせ二も最適。もちろん読んでいる親も<BR>楽しめる1冊です。