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| ことばあそびうた
(
谷川 俊太郎
瀬川 康男
)
この本をおすすめしないわけには参るまい。なぜなら私が小さいころ飽きもせずいっつも読んでいた本だからだ。この絵もとても印象に残っている。私は「かっぱ」が好きだが「ぐんまのとんま」もいい。「あんま」ってなんだろうと思ったりしたものだ。ことばの羅列の偶然で思いもよらぬ意味合いが生まれたりする。谷川俊太郎さんの得意技といった感じだ。 もうひとつの「ことばあそびうた・また」よりも私は前作のほうが好きだ。絵もこっちのほうがいい。 そしてこの本はぜったい大声で声にだして読まなくてはならない!ぜったい楽しくなってくるはず。 日本語のもつ語感、リズムなど楽しさ、面白さを存分に味あわせてくれる。最初、挿絵がちょっと絵本らしくないと感じましたが、そんなことは無い、とっても味のある絵です。子どもに読ませるだけではもったいない。日本語をていねいに扱っている谷川俊太郎ならではの手元に置いておきたい一冊です。 かっぱかっぱらった・・・声に出して読むと楽しくて親子でついつい口ずさんでしまいます。日本語のリズムや畳み掛けるような韻が心地よい詩です。早口で読む競争遊びも楽しいですよ。
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