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| よあけ
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ユリー・シュルヴィッツ
瀬田 貞二
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今のところ、生涯ベストワンの絵本です。<BR>この風景があれば、このひと時があれば、もう他に何もいらない。・・・ そういう瞬間を、そんな世界をこの小さな絵本は具現しきっているように思います。無音という音、さざなみの音、空、大地、水、闇と、光、そして、時の流れ。<P>それだけだといえばそれだけですが、本当にそれだけでもいい。と思ってしまう程です。 幼稚園のころから手元にあってたまに読んでいましたが、高校の頃、「そういえば昔いい絵本持ってたなぁ」と思い出しふと読み返すと、柳宗元の「漁翁」という漢詩が元になっているとのこと。早速高校の図書館で探すと、ありました。感動しました。<BR>ダークなジャズが似合いそうな絵に、大人の今でも愛書です。<BR>英語版も買ってしまいました。 長い間のこの本のファンです。贈ったり読んだり、いつも一緒です。こころの奥にいつもある本です。
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