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くだもの ( 平山 和子 )

子供がはじめて出会う絵本にぴったりの内容だと思います。<BR>リアルで綺麗な身近にありしたしみのある「くだもの」の挿絵。<BR>我が家の子供はすぐに興味を持ちました。<BR>簡単な文章は0歳児でも興味を引くないようだと思います。<BR>私の娘はこの本で「もも」「かき」などの言葉を覚え始めましたよ。

くだものがとってもおいしそうに描かれているんです。大きさも実物大でリアル。見ているとくだものが食べたくなっちゃいます。

生後4ヵ月の時に与えました。ちょっと早いかな?という感じでしたが、リアルで迫力のある絵をじっと見つめていました。やがて最初に話した単語は、「い・ち・ご」この本を見ておぼえたんです。本当においしそうな本。手にとって食べる真似をできる頃(7ヶ月くらいかな?)からは一緒に読むのが一段と楽しくなりました。

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くだもの&nbsp;&nbsp;&nbsp;みどり色の大きな「すいか」が、どっしりと置かれている。ページをめくると、「さあ どうぞ」の言葉とともに、みかづき型に切り分けられた、真っ赤なすいかがひと切れ。フォークもちゃんと、添えられている。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;くりは、イガから出して、皮をむいて。ぶどうはきれいに洗われ、水滴が光っている。りんご、なし、もも、いちご…まず丸ごとの果物を見せ、次にすぐ食べられる状態にしたものを紹介していく。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;最後のバナナだけは、ちょっと違う。房からはずしただけで、「さあ どうぞ」。そして「ばななのかわ むけるかな?」。次にバナナを食べるときには、子どもはきっと大喜びで皮をむきたがるはず。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;甘い香りが漂ってきそうなほど、細部までていねいに描かれた果物たちに思わず手を伸ばしたくなる。淡い光をあてたようなふんわりとした描き方が、ただリアルなだけではないやさしい雰囲気を作っている。食べることへの興味を存分に引き出してくれる平山和子の食べ物の絵本には、ほかに『やさい』、『おにぎり』、『いちご』がある。(門倉紫麻)
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