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| 難病を治す驚異の刺絡療法―リウマチ、アトピー性皮膚炎、C型肝炎、糖尿病、難聴、ガンに効いた
(
福田 稔
)
いささか商業主義的なタイトルが誤解を招くかもしれないが、免疫学の最新の成果を盛り込んだ刮目すべき内容の本である。ひとはなぜ病気になるか、薬にも病院にも頼らず、治癒する方法とは何かが、明晰に述べられ、読むだけで肩の荷が降り、ほっとする治療効果を得られる。病気の構造を見ない、対処療法的な治療と、よりよい医者への掛かり方など現代医療の手のひらの上での賢い消費者のための情報があふれているが、本書は自ら癒す患者へと、すべての人の自立をうながす迫力に満ちている。<P> 著者が、新潟大の免疫学者・安保徹教授と共同でまとめた「福田―安保の法則」によれば、多くの病気はストレスによる交感神経過緊張の結果、発生する。交感神経が過緊張になると、白血球中に顆粒球が増加する。顆粒球は二、三日で死ぬが、その際に活性酸素を放出し、それが粘膜や細胞を酸化させ傷つけて潰瘍や腫瘍、老化の原因をつくる。それから治癒するためには、交感神経と拮抗する副交感神経を緊張させ、リンパ球を増加させてやればいい。そのための手段がはりの一種である表題の「刺絡」だが、この発病と治癒のメカニズムが分かれば、特別に刺絡にこだわる必要もない。読者には、ストレスをさけることをはじめとする病気の予防から運動や乾布まさつなどの治療に関するさまざまなヒントが与えられる。刺絡の代用として、指の爪の根元をもむという簡単な技法も紹介されている。 医療の行き詰まりはだれの目にも明白にである。ステロイドなどの薬害を告発し、がん治療の現状を批判する著者は、患者の自立を促すことで、袋小路の医療の突破口を探ろうとしている。
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