元リクルートフェローで民間人校長の藤原氏の本。<P>この本はすごい。本当に役に立ちそうなノウハウが詰まっている。<BR>東大を卒業して、リクルートでも成功して、奥さんのご両親が両方医者でマンションの借金を全部立て替えてくれるほど金があって、・・・などと、自分とは全く関係のない事で応用が利かないと思ってはいけない。<P>ごく平凡な人も、自分の環境なりで実践すると絶対に効果がある。「自分ブランドを持つ」、「自分の損益分岐点を下げておく」、「幹事はかってでる」、「マイナス面を解放する事で一歩進んだ人間関係を結ぶ」などなどは、誰でも努力すればやれる事である。<P>さらりと読み流しても読めてしまうが、じっくり、ゆっくりと何度も読みながら、自分でも行動するのがこの本の読み方だ!ろう。<P>著者も書いているように、人生はゴルフと同様でとりあえず考えて一発で入れる事を考えるよりも、前に飛ばしてとりあえず打っていけばいつかは入る。だからとりあえずドンドン行動しよう。<P>私も今日からするつもりだ。
趣味はと聞かれたり、好きな本はと聞かれて答えに窮していた時代がありました。<BR>そこで、私はいろいろ試し始めました。<BR>すると、少しずつ自分の好きなものが見え始めてきました。<BR>やらなければわからないままになっていたことがたくさんあることに気づかされました。<P>そのほかにも、<BR>・自分の損益分岐点を下げておく<BR>・履歴書は運動エネルギーで書く<P>・会社のベクトルの上だけで動くのは、確率の低い勝負になる<BR>・捨てられるものは何かを考える<BR>・プレゼンとは、相手と自分の共通点を探すこと<BR>なども著者の本で語られてきたことですが、改めて目にすると参考になります。<P>そして、公立から変える、間違ってもいいことを教える等、教育改革に関する著者の思いにも圧倒されます。<P>従来の学校には正解がありました。ボソボソと答えてもハキハキ答えても、正解を答えられればよかったのです。<BR>しかし、これからは違います。自分の考えを、自分を主語として述べる力が必要なのです。<P>人生のテーマは今でも模索中です。しかし、人生を考えるきっかけは突然やってきます。<P>ですから、これからも自分の人生の記憶を残す場所を探し続けたいと思います。<BR>いつか自分の歩いてきた道を振り返ったとき、それが夢やキャリアだったと言えるように。
社会人になってから必死に荒波を泳いでいたら、ふと自分はどこに行こうとしているのかわからなくなっていることにきづく。それはとても不安であり、前に進めといわれてもどこが前だかわからないので進みようもない。そんなときに読みたくなる本である。具体的な著者の体験談をあげながら「よのなか」の道を照らしてくれる。値段も手ごろなので古本屋じゃなくても安心してレジへ持っていけるのが良い。