私は日頃からメモやノートの重要性について認識していたので,この本には共感する部分がいくつもありましたし,参考になる部分も数多くありました.メモ・ノート・手帳を効果的に活用したいと思っている方には勧められる本です.<P>ただし,文章はイマイチです.著者の方にはもっと落ち着いて文章を書いていただきたいと思いました.また,「百戦百勝」「ビジネスの成功はすべて…」「できる人は例外なく…」といった表現がいっぱいありますが,どれも誇大でしょう.読んでいて苦笑してしまいました.<P>文句をつけてしまいましたが,著者が述べている方法論はとても参考になります.実際に試してみてください.まずはとにかくメモをつけましょう.そしてノートにまとめてみましょう.すると「書くこと」で問題点がはっきりと浮かび上がってくるはずです.あとは続けるだけです.
いわゆるビジネスKnow-How本であるが、特にHowに重点を置いて書かれている。<P>「良いHOW」は書いてあるが、「書名は誇大」だと思う。<BR>Howを読むだけで百戦百勝はできまい。実践してこそのHowである。<P>書いてある「良いHow」を私なりに要約(と補足)すると、<BR> * 書きぐせをつけろ。とにかく書け。<BR> * 書くことで考えるようになる。書くことは記録の為だけではない。<BR> * 5W1Hや6W2Hで書く。つまり書くことに抜け・漏れをなくす。<BR> * さらに言えば、使えるスキル・フレームワーク(5W1Hなど)は使い回すと言うKnowの実践としてのHowのことかと。<BR> * 折衝メモなどは、言ったことだけではなく、感想なども書く。つまり考えながら書く。<BR> * 言うことをあらかじめ書いておく。ただ言うだけでなく、書いたものを見ながら言うことでインパクト変わる。 <BR>と言う事である。<BR>当たり前のことのようであるが、この当たり前のことをするためのHowも書いてある。<P>ちなみに、評価が比較的辛い(★三つ)なのは、「書く内容をもう少し整理分類した方がいいな」と思ったからである。偉そうで済みません。
メモとノートと手帳、この3つを使いこなすことが百戦百勝の基礎となる。といわれても、「そもそもその3つの違いって何なの?」って感じですよね。<P>著者は、メモとノートと手帳には、その用途に明確な違いがある言います。<P>「メモ」には「思いつき・気付きを書く」、「ノート」には、「思いつきを保管し、その発展を図る」、「手帳」はこの2つの携帯版なのだという主張です。<P>勘のよい方は既に気づいたかもしれませんが、本書はただ「書く」ことの有効性、技術を力説している訳ではなく、「考えるために「書く」ことが必要」(つまり「知識と知性は異なるものという前提に立ち「大切なのはメモを「書く」、そしてノートで「それを保管し発展させる」こと)を説いています。<P>「知」や「識」を保管し、それを「発展させ(=知性を磨き)、習慣化すること」が百戦百勝の基礎になるんだってことですね。<P>さて、ここからが肝心。<BR>この「メモとノートと手帳」をどうやって使えばいいのか?どうすれば習慣化できるのか?は、本書のヒント(著者の実践例)を参考に、自分なりの活用方法を考えてみてください。<P>本書を読むことで、あなたも「毎日の行動」を変えるヒントを探してみませんか。