辰巳さんがこれまでに感じて実行してきた、一本筋の通った料理法を惜しげもなく私達に教えてくださっています。<BR>凛とした空気が伝わってくるような本です。<BR>この本に書かれていることはけっして難しいことではないけれど、料理とはいのちを作り出すものだからこそ、手を抜いたりせず、いつくしむということがスープをはじめとしたレシピから伝わってきます。<BR>茄子を水っぽくせずアクを取る方法など、この本から新しく知ったことも多く、我が家ではいつでもすぐに見られるように台所のそばの‘厳選’本棚に置いてあります。
いつも忙しい、忙しいと思って料理をおろそかにしてしまって、ついついワンパターンのメニューと思ったときにこの本を購入しました。<BR>家族のためを考え、素材から吟味し、時間・手間を惜しまずという考えに共感しました。手間をかけるだけではなく、ストックを一度にたくさん作り冷凍しそれを活用する方法を教えてくれています。<BR>やってみよう!と思います。
忙しくて、情報の溢れるなかで、主婦としての「毎日の食事作り」って、とかく”手早い”とか”安い”とか”栄養一番”とかになりがちです。どれも大事なんですが、なんだかさびしいというか、「こころ」をわすれちゃうというか・・・でも、辰巳さんの言葉を読むと、食べることで体だけじゃなくて、こころも育っていくんだと、はっとさせられるものがありました。毎日のことだからこそ、大事に、こころをこめて作りたい、と思いました。<BR>レシピがわかりやすいのも、おすすめです。