古本屋にならぶアイドルの写真集はなんとなくむなしい。アイドルなんて使い捨てか…なんてちょっとだけ思ったり。モーニング娘。をプロデュースするつんく♂さんはインタビューで、アイドルとは「失敗の歴史」なんですよね、と語っているけれど、うなづけます。<P>前置きが長くなりましたが、この写真集、そんな侘しい世界を少しだけ飛び出したような作品です。理由は藤代冥砂さん。50ページに載っている冥砂さんによる短い文章は、今まで読んだ広末に関するどの文章よりも感動的。全文素敵なのですが、あえて引用しますと「変化を彼女は恐れたりしないだろう。彼女が移っていく様を、時々写真にできたらいいと思う。(中略)少しずつゆっくり撮りためて、一人の人間の記録として素晴らしいものが残るに違いない。後世の人に、私たちの時代の人類のいいサンプルとして」そんなゆったりした時間が流れる「アイドル写真集」って珍しいかも。<P>構成を大雑把にいいますと、きらびやかな芸能界に生きる広末・南の島?で静かな時間をすごす広末・代官山で身近なオフを楽しむ広末、となってます。個人的には、広末涼子さんは街に映える女優さんだと思っていましたので、代官山でのショットはとてもよかったです。
それは、2年前の夏、コンビ二に並べられたこの写真集。<BR>ページをめくったら、広末涼子に恋していました。<BR>あれっ、こんなに彼女、魅力的だったけ?<BR>首筋がとても美しいと思った。<BR>少年のような肢体だけれど、やっぱり女の人の美しさ。<BR>CMや広告で見るよりも、ちよっと寂しげだけれど、やっぱりかわいい<P>広末スマイル。このときの、彼女のこの表情はわたしの中で、トレード・マークになってしまったくらい。<BR>これから彼女は、どう進んでいくのだろう?<BR>それは誰にもわからないけれど、いつか、また広末涼子と藤代冥砂が<BR>おなじ時をすごし、それを写真集にしてほしいと、つよく思う。<BR>そして、また彼女に恋をしてみたい。