人生設計と言われても何をどうすればいいのか分からない、老後のお金を貯めておく、家を買うお金を貯めておくではでのように?難しい経済の勉強を始めるのではなくみんながやってるような事の中にある身近な危険を知ることが、難しいことを楽しく学ぶことができるようになるきっかけになります。発刊から数年経っていますが、きっかけを与えてくるパワーは今でもあると思います。
本書を読んでから、自分の生命保険の見直しをした方もいらっしゃる<BR>でしょう。これまでは「知らなかったからしょうがない」と言えた<BR>部分が、本書を読むことで実は「知らないと大変なことになる」と<BR>ストレートに分かります。<BR>誰もはっきり言わない、教えてはくれないところを読むと、今度は<BR>自分自身で調べてみようと思うはずです。本書を読み進めるうちに<P>自分のために人生設計を本気で考えるようになるはずです。
従来なかった斬新な視点に基づく分析と提言は大変参考になりす。これからの人生の指針として40才以下の(まだ家を持っていない)日本人は必読です。<P>ひとつ残念なのは(他のシリーズにも共通することですが)、「オフショアで資産運用すれば誰でも年率ン十%の利回りが得られる」という類いの、或いはそう連想させるような記述が散見されることです。つまり「オフショアは魔法のような高利回り商品の宝庫」であるかのような。これは読者(特に運用初心者)に大きな誤解を与えると思います。<P>オフショアと言えども魔法の運用先がある訳でなく、投資先はオンショアと同じです。つまりその中心は米国株でしょう。その米国株は2000年までの10年間、年率18%で上昇し続けました。ハイテク株など特定セクァ¿ーはこれを更に上回り、米国内(オンショア)でも年100%(2倍)超ファンドは続出しました。つまりオフショアファンドの好利回りは実は「オフショア」とはあまり関係なく、単に米国株の上昇が主な要因だったのでしょう。