あずまきよひこ先生のあずまんが大王はおそらく人類史上、最高の4コマ漫画である。一度読み始めるともう止まらない。毒のある笑い、とぼけた笑い、いろいろな笑いがこの本に収められている。<P>榊さん、滝野智(ともちゃん)、春日歩(大阪)、水原暦(よみ)など、これほど魅力的なキャラクターは最近のほかの4コマ漫画では見かけない。私はとくに大阪のファンである。私には大阪にすごく親近感を感じる。 また4コマ以外の番外編ともいうべき漫画も収められている。榊さんファンはチェックである。<P>もうすぐ、あずまんがのウェブ漫画も公開されるみたいです。これも期待大。もし、おもしろい漫画を求めているなら、あずまんが大王は絶対にお勧めです。
絵柄は万人受けするし、「キャラ立ち」もしっかりしている。しかし、爆発的に話が面白いかと言われれば、Noである。どちらかといえば、キャラがかわいいほのぼの4コマといった風情ではある。 しかし、「あずまんが大王」が優れている点はテンポである。本作は主として4コママンガなのだが、コマとコマのつなげ方や間が絶妙なのだ。この巧みが、「クスッ」という程度のネタを大笑いへと昇華させている。 マンガを読み慣れている人ほど面白く読めるだろう。もちろんそうでない人も充分楽しめる作品だ。
4月8日よりテレビアニメ化。しかし、既に映画化されていたりする。超売れている4コマ漫画にゃ。4コマ漫画というと話が別々でストーリー性が低いものだが、これは違う。というのは、幾つかの話が連作で続いていたりするからである。体育祭やら正月やらと高校生活のイベントを4コマで楽しめる。他の4コマとはちと性質が違う。既に連載は終了。おしまれながらも終わってしまった。普通の話なら盛り上がって終わるものだが、この終わり方は最初から決まっていた性質上仕方がないもの。しかし、それは名作なりの終わり方であったといえ、また、名作であることを実感できた。買うべし買うべし!!