人生設計を立てる、見直す前に読むと「今、知ることができて良かった」と胸を撫で下ろすことになる一冊でした。
借金とは何でしょうか。その前に人生の目標のことを考えてみましょう。<BR>色々あるでしょうが、「できるだけ早く経済的独立を達成すること」<BR>は誰もが思う事でしょう。個人の資産形成は<BR>「資産形成=(収入―支出)+(資産×運用利回り)」という簡単な式に<BR>よって成り立ちます。具体的には稼ぐ、節約する、運用する、です。<BR>本書は稼ぐことは一人が高額を稼ぐよりも家族が小額ずつを稼いで<BR>合わせた方が税法上有利。節約は不動産、生命保険、教育費など大きな<BR>所を節約すべしと述べております。借金は運用に関わってきます。<BR>借金には良い借金(投資のための借金)と悪い借金(資金繰りのための借金)が<BR>あります。良い借金は「借入金利(コスト)<投資利回り(リターン)」と<BR>なる時のレ!バレッジとしての借金であり、これ以外の借金はするべきではありません。<BR>それも最悪のリスクを考え、必要最小限にとどめるべきです。<BR><BR>本書は、まずサラリーマンは給与所得控除によって実は自営業者よりも<BR>恵まれているが、年金、社会保険にそれ以上の金額が召し上げられている。<BR>という税金論から始まり、やがて本題の借金論に入ります。<BR>4種類の個人信用情報、金利から見た全日本借金ランキング、国を利用した<BR>上手な借金の仕方。借金から見た持ち家と賃貸の比較。会社員としてお得な<BR>クレジットカードとその利用法。と借金に関する色々な情報がまとめられており、<BR>金融の専門家以外の者には非常に役に立ちます。これを読むと例えば<BR>「変動金利の基準は長プラですか、TIBORですか?スプレッ㡊??はどのくらいで、<BR>金利の見直しは1年に何回くらい行われますか?」という言葉が分かってきて、<BR>実生活で借金をする時に役立つでしょう。本書によってこれまで漠然としていた<BR>借金の知識が理解できるようになりました。
良書ぞろいの「ゴミ投資家シリーズ」の最新版です。クレジットカード、自動車、住宅など、借金無しの人生設計はあり得ません。お金を借りる際にあなたの信用度が「貸し手」からどのように審査されているか、自動車、住宅購入時の有利な借金の仕方、そして借金が返済できなくなるとどうなるかなど、興味深い話が次々に出てきます。借金をする前に、すべての人が読むべき本であると考えます。