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GUNSLINGER GIRL 1 (1) ( 相田 裕 )

かなりいい雰囲気の出ている作品だと思います。<BR>ストーリー設定がうまく作者の言いたいことを引き出し、読み手に何か切実に伝えようとしてくるものがあります。<BR>きっとあなたも考えさせられることでしょう。

 相田裕の絵は、かなり可愛い。<BR> 特にカラーの使い方が上手くて、見惚れる感じがする。<BR> ただ、「GUNSLINGER GIRL」は絵だけではなく、その物語も魅力的である。<BR> 登場する少女達は皆、個性的で可愛い。そして彼女達は人を殺すことを躊躇わない。<BR> 単行本の帯にはこう書かれている。<BR>『少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。』<BR> 哀しい物語である。

表紙の少女とSIG P239に惹かれて、なんとなく買った作品でしたが、コミックではここ数年に一度のヒット作品だと思いました。<P>銃と少女の組合せは、園田健一さんのガンスミスキャッツ以来です。向こうがどちらかと言うとコミカルなのに対して、こちらはひたすらダークです。本作品が連載されている電撃大王の読者層が何歳か分かりませんが、とても少年誌の作品とは思えないほどテーマが深いです。一巻の最後の作品は涙無くして見れません・・・。<P>命が軽視されている今日に、コミックスでその尊さを再認識させられるとは思ってもいませんでした。ぜひとも読んでみて下さい。

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