「キノの旅」と違い、かなり爽快感を与えてくれる小説。<BR> 加えて「キノの旅」同様に、テンポ良く読めるのは、さすがかと。<BR> 但し物語としては、さほど捻りもなく、展開もばればれなのは、ちと難点。<BR> 落ち着いて読めるという見方も出来るけど。<BR> にしても今回、主役二人組は何もしてないなぁ。狂言回し役?<P> あと、「あとがき」はいつも通り時雨沢恵一節でした。<BR> ステキ。
この「アリソン」シリーズ。時雨沢先生はあの名作「天空の城ラピュタ」が発想のもとになったっぽいことを言ってます。小さいころ僕はこの「ラピュタ」が大好きでしたが、なにかしら共感する、というかすごく冒険心とゆうかがくすぐられる気がします。それはもちろん主人公たちのキャラクターに起因するのでしょうが、とてもひきつけられる作品です。目に浮かぶような壮大な世界観も流石です。メチャクチャ面白いです。<BR>
とにかく読めば読み尽くすほど面白いのがアリソンの特徴ですね。<BR>一文一文、ほんの小さな事も見逃さない方が良いです。後々どこで繋がるか分かりません。<BR>今回は謎の少女をめぐるまたもや大きな冒険。<BR>アリソンの元気いっぱい破天荒ぶりは相変わらず健在。今回も飛びます飛びます。牢からの脱出劇もありますから、目が離せませんよ。<P>ウィルとの関係も気になるところですねー。<BR>でも彼は相変わらずのほほんとしてます。そこが良い所なんですが・・・今回もその天才ぶりを発揮。地味ながらもすごいことやってますから注目です。<BR>ところで・・・「真昼の夜の夢」・・おや?って思った方いませんか?<BR>相変わらす時雨沢先生は何というか、芸が細かいです。