この本はとってもいい本です。<BR>真っ白い服を着た、死神だけど死神らしくない死神と、その使い魔の黒猫。そして章ごとに変わる登場人物。<BR>「イノチ」について、そして「ココロ」について考えさせられる作品です。<BR>ちょっとしたギャグっぽいのも入っているので硬くもありません。
登場する人物が皆「死」に直面し、それを受け止め<BR>どう生きるか、というところにスポットが当てられています。<BR>自分だったらこういう時前向きに生きられるだろうか、と<BR>不安になりつつもそこまで深く考えさせてくれるような<BR>絶妙な読了感が心地いい作品です。
この本を読んで、「ああ、私もそうだ」と納得する人は多いと思います。<BR>実際私もかなり感情移入してしまいました。<P>『自分なんて生きる意味なんて無い』<BR>『大切な人を守りたい』<BR>『人を好きになって初めて分かる大切な気持ち』<BR>誰でもある感情が書いてあって、とてもいい本です。<P>それに、その気持ちを抱いた人たちがどう生きるか、幸せになれるか?というのも見所ではないでしょうか?<P>「命」がテーマの話は、今たくさんあります。<BR>でも、この本にはこの本の大切さが分かります。<BR>必ず涙が出てしまうので、ハンカチを用意して読んだほうがいいかも…。