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GUNSLINGER GIRL 3 (3) ( 相田 裕 )

銃を撃ちまくり敵をなぎ倒し相手を殺すことを躊躇しない洗脳されたサイボーグ少女、っていういかにもな設定で、いかにもな作品になってしまわないのは、ひとつは義体の少女達と大人の担当官達との兄妹とも恋人とも親子ともつかない、それぞれのありかたでの関係を中心に描いているからですが、やられ役のテロリスト側にも、いびつな精神の殺人マシーンという意味では少女達と同様の青年(少年か?)が登場。まずはトリエラと一戦交えただけですが(義体も無敵じゃないんですな)、歪んでいても条件付けされているのではなく、ある面では少女達より人間的である彼が、今後どのように少女達と絡んでいくのか楽しみです。しかし。トリエラは凛々しいねえ。

バイオハザードやトゥームレイダー、アンダーワールドといった、戦う美女達の出てくる映画の好きな人ならきっとはまるはずです。この巻から物語は一気にヒートアップ!。早くも次の巻が待ちきれなくなる一冊です。

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