個人的に、How to本は好きではないし、批判的に読んでしまうのだが、この本は間違いなく良書である。<BR>非常に良いと思った点は、まず、いますぐに実践できる内容ばかりだということ。それも、けっこうたくさんある。もう一つは、無駄がなく、読みやすい本になっていること。<BR>この二点は、How to本には必須の条件であるが、実際にはこれを満たしている本は少ない。<P>内容で特に参考になったのは、方法記憶(簡単に言えば、物事のやり方の記憶)の項。他にもたくさんのポイントが記載されており、得るものは多い。<BR>興味をもたれた方は読むべきだと思います。
脳科学の最先端で研究をすすめている池谷さんが、脳の仕組みと効果的な勉強法をわかりやすく解説している。内容としては、「最新脳科学が教える 高校生の勉強法」とほぼ同じだ。題名どおり、脳の仕組みと科学的勉強法を知りたい方はこちらをお薦めする。<BR> 体験的に何となく感じていたことが、現代科学で解明されていることを知って安心した。効果的な記憶のためには、手や声を使うこと。100暗記しようとするなら、50を確実に暗記した方が効果的なこと。こつこつ勉強すべきこと。中学から高校生にかけて記憶の質が変わること。呆けても言葉や服の着方を覚えている理由。<BR> などが最新の脳科学の視点からとてもわかりやすく解説してある。<BR> 自分自身が勉強しなければいけない人や子どもや身近な人を勉強させなければならない人は、ぜひ読んでほしい。一時間程度で簡単に読めてしまう。そしてぜひ、実践していってほしい。
脳のメカニズムと効果的な学習法がわかりやすく書いてある。<BR>門外漢ながら脳と学習に関する本はこれまでに何冊か読んだが、読みやすさ、具体的解決方法の適切さ、値段などを考えて、今のところベストの本。<BR>抽象的な脳の話に終わらず、「復習は1ヶ月以内にすべき」、「どの科目でもトップになるならまずは1科目得意になれ」など、とても実戦的な話が満載。<P>確かにタイトルにある「だれでも天才になれる」は大げさかもしれないが、秀才の勉強法は理解できるようになると思う。<BR>ちなみに同じ著者の「高校生の勉強法」とは脳と学習に関する記述に関してはほとんど同じなので両方買う必要はない。