コンピュータについて学びたいと思う独学者に特に勧めたい一冊です。一口にコンピュータを学ぶといってもその世界はだだっ広くどこから学べば良いか分からないといったことになりがちだと思いますが、この本はそんな人たちにある程度の指針と知的好奇心を与えてくれます。この本を基点にして勉強してみるのは良い方法だと思いました。また、絶版になってしまった本を手に入れる方法なども丁寧に記されています。執筆者(あるいは編集者)の気遣いを感じる事が出来ました。素晴らしいです。
ちょっと手前味噌(?)めいた雰囲気も無きにしも非ずですが、確かにコンピュータ関係での名著がほぼ余すところなく紹介されており、これに目を通すだけで、少し物知りになった気分が味わえます。
本書の歴史/人物・企業/ドキュメンタリー/思想の各章を読んで、いままで使うだけだったコンピュータそのものについて興味が出てくるようになりました。ENIAC(世界初?の電子計算機)やUNIX、Macintosh、Linuxなどの生まれについての詳しい本も知ることができます。<P>もちろんアルゴリズム、オブジェクト指向、アーキテクチャや言語など色々な分野にわたって良著が紹介されており、この本を手に入れたら最後、記載されている全ての本が欲しくなってしまうかも。