毎年2月になると、シラバスを提出しないといけないので、<BR>講義のテキスト探しに悩んでしまう。一部には毎年同じテキストで、<BR>同じ講義をおこなっている先生もいるが、情報処理では<BR>そういうのは許されない。<BR> 講義録を毎週更新するのも大変だが、情報処理は幅が広すぎて<BR>1年にサブテキストを10冊程学生に買わせて、読ませる事も少なくない。<P> このテキストは、情報処理を最初に勉強する学生にとって最良のものである。<BR>受験予備校が作っているから、敬遠する人もいるかもしれない。<BR>ただ、リーガルマインドは、社会人など時間が取れない人向けには<BR>最高のテキストを作ってきたし、自分自身国家試験(不動産関係)で<BR>お世話になった。(どの予備校も営利主義は否定できないのだが)<P> 基礎事項を理解し、応用・追加項目は、青のボールペンで書き込めば<BR>相当力がつくのは間違いない。<BR> また、シスアド受験の問題集で7割取れない人は、このテキストで<BR>間違ったところを確認し、復習するとよいだろう。
やはり、情報処理の専門家が書いた書籍よりもわかり易いと思う。文字も比較的大きいし、2色刷りで見やすい。欄外に「講師直伝」という一言がポイントとして解説されており、受験→合格を意識した内容となっている。情報処理分野で頻繁に出てくる英語の略語も、欄外に正式な言葉が乗っているのもいい。<P> 全体として、情報処理の知識の無い人が読んでもつまづく所は殆ど無い作りになっている。やはり資格試験予備校の書いた本だけあって、とにかく合格することに主眼が置かれており、出来は大変よいです。これを一通り読んだあとに、同じLECの書籍である「ウォーク問」をやれば合格できるでしょうね。この本は買いです!
テキストの端に書き込みスペースがある分、文字数が少ない。そのため必要な知識がコンパクトにまとめられており読みやすい。このテキストが一番読みやすかった。<P>そこで、コンパクトな分、知識量として不足するのではないかと思う方もいるかもしれないが、合否に問題はないと思う。というのもシスアド試験では配点に関し、IRT(項目応答理論)という方法が採られているからだ。これは問題ごとに配点が異なるというものであるが、シスアド試験では基本的な問題ほど配点が高い。つまり、難問はできなくても基本問題をきちんと答えられれば合格できるのだ。<P>また、このテキストは他のテキストと異なり、試験委員が発表した学習範囲を一度分解し、学習しやすいよう学習項目の順番を再編集しているのもありがたい。PC用語に慣れていない方でもとっつきやすいことだろう。<P>もっとも、このテキストはLECのメインストリート合格講座で使用されるテキストであり、若干ではあるがテキストに載っていない重要事項に関しては授業で習うことになる(例えば無線LANのセキュリティなど)。よってこの本を本当に活用したいならLECの授業を取るほうがベターかもしれない。<P>いずれにせよ、大変良くできたテキストであることには間違えない。一般のシスアドのテキストを開いてめまいがするような方はぜひこの本を手にとっていただきたい。