現在、心身の安定を得るために瞑想の必要性を述べている数多くの書籍が出版されており、その何冊かを読んで見ましたが、何れも自分に合うものではありませんでした。<BR> その理由は、1)多分に特定の宗教が意識されている、2)方法が専門的過ぎて理解できない、実際に行う際に覚えられない、3)姿勢がアクロバットの様で身体的に無理、等が挙げられます。<BR> 今回の本・CDは、著者が瞑想を自然な営みとして捉え、日常生活の中での習慣化を目的としており、特定の方法、宗教にとらわれておらず抵抗無く理解できる上に、呼吸方等にも工夫がみられ、入門のための良い手引きとなりました。瞑想を開始してから3週間程たちますが、CDに導入されながら行う瞑想は、簡単でありながらも大変効果があります。
コンピュータの技術職や経済、金融などの職業に就くことは、現代社会では当たり前の選択だが、このデフレ経済配下では多忙を極めるのが常である。企業戦士として戦い、燃え尽きてしまう前に自分で自分の心と身体にエネルギーを補充する方法を学びたくありませんか? 瞑想というとすぐ精神世界や新興宗教を連想してしまいがちですが、この本はどの宗教にも偏らず、一般の日本人に受け入れ易い内容です。天外氏がSONYに勤める会社員であり、出世よりも自分らしい生き方を模索した結果がこの本に集約されています。瞑想のガイド本としても出色の出来栄えですが、添付しているCDを聴くだけで私は簡単に深い瞑想に入ることができました。日本は転換期ですがこういう本が出版されることに希望を感じますし、逆に宗教的に中立な立場にいるからこそこれだけの良書が生まれたことを考えると、日本って本当にいい国だなぁと感慨しきりです。
心の平和を求め、自己啓発の本を読み、またイメージトレーニングのCDも聴きましたが、たどり着いたのはこの瞑想法とCDです。特にCDは、実際にコンサートを聞きにこられた聴衆の方にむけて、語りかけ、音楽があり、その場にいるような感覚で瞑想に入れます。CDだけでも、聴く価値は多いにあります。