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モテる話術 ( ディビッド・コープランド ロン・ルイス 紅葉 誠一 )

モテたいと思う相手の相談にのってはいけない、とこの本には書いてある。<BR>なぜなら、そうすると相手は自分と悩みそのものというネガティヴなイメージと結びつけてしまうため、ロマンティックな恋愛には発展しないというのだ。なるほど。<P>この本でいう「モテる」とは、相手を現実とは離れたロマンティックな感情へと導くことであり、その為のさまざまな手法が具体的に提示されている。<P>しかしなァ...つまらん日常に潜む偶然やらなにやらからハプニング的に知らず知らず恋愛状況に突入したりというところに良さを感じるオイラとしては、恋愛シミュレーションゲームにも似た虚しさを感じずにはいられないのだなぁ。だったらそもそもこんな本読むなという感じですが、やっぱりモテるのはムリだ、俺。

 この本の趣旨は、ナンパ(恋愛ではない)を成功させる考え方<BR>と若干の方法論が述べられている。<BR>一つが、確率論。声をかける回数を多くすれば、成功するという<BR>考え方。また、女性との会話では、Yes、Noの限定質問ではなく、<BR>拡大質問(相手に具体的な答えを求める)をして、その回答に対<BR>して、さらに質問をするということが女性との会話を進展させる<P>と書いてある。<BR> <BR> 具体的な例も多く掲載されていますが、日本人にとってはど<BR>うしても身近に感じられない例ばかりなのが、残念です。

前作「モテル技術」は出会いから別れまでをあらゆるパターンを想定して<BR>マニュアル化していたのに対し、本作では女性との会話に重点を置いています。彼らの面白いところは自分たちのクライアントの豊富な実例を基にしている点であり、より実践的であるというところでしょうか。<P>日本にはこういった恋愛マニュアル的な本は沢山ありますが、どれも観念的であり、実践にこだわった内容の本はほとんどないと思います。<P>一度目を通して、これを叩き台にして自分なりのトークを身に付けていくにはもってこいの一冊だと思います。

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