あくまで自然な英語を問題集形式で解けるというこの本のアプローチは非常に優れていると思う。問題があるおかげで、集中力を高く保つことができる。素材の選び方、設問、学習法、解説は非常に適切に構成されており、あれこれテレビのニュースに取り組むよりもずっと短い時間で効果をあげることができると思う。やはり生の素材に取り組むにしろ解説がなければいけないという一般論の正しさを思い知った。TOEIC600程度あれば取り組める敷居の低さながら、TOEFL 250 TOEIC900レベルの人でも大きな効果を望める教材であると思う。今までやった教材10以上の中で、アルクのTOEFLイディオムと並び最も優れた教材だと思う。
中級~上級者向けの教材ではあるが、生の英語を手軽な値段、背景知識が程無くとも理解出来る内容のもので、かつ理解し易い内容のものを厳選しているのは、非常に在り難い。<P>一定の会話が耳に入るようになって来るようになっている、中、上級者にとっては、練習問題やディクテーション(書き取り)の段階を卒業して次のステップとして、1つの題材に対して長時間の内容の教材を通して聞きたいという傾向が強くなるが、そういう教材は非常に少ないような気がする。<P>生の英語で長時間連続再生されている教材は非常に数少ない中、群を抜いて素晴らしい内容と思った。<BR>易しすぎず、かつ難しすぎずで聞き応えがあるし、だからこそ何度も聞いても飽きが来にくい。この教材のCDに収録されているニュースは4つなので、確実に聞き終える事が出来るし、この教材で数ヶ月、人によっては半年近く勉強出来ると思うので、高い通信教材の購入を考えている人には、試しにまずこの教材で腕試しとでもいいだろうと思う。<P>内容、質、値段、どれをとっても満足出来る内容でした。
私はこれまで多くのリスニングテキストを買ってやりましたが、常に教材っぽい録音のものをやってきたので、そのような不自然なスピードのものや、はっきりと発音してくれるものは理解できるようになったのですが、自然なものはどうしても聞き取ることができませんでした。そこで、大学のLLに相談に行ったところ、担当の先生がこの本をやって、生の英語に触れるようにとアドバイスしてくれました。この本は最初難しいと思って、嫌だったのですが、ちょっと我慢してやり始めると、すごい効果のあるものだということが分かってきました。このテキストの様に段階を追って、聞練習をすれば、結構むずかしいものでも、聞けるようになることを体で覚えているような気がします。やはり、このような真剣な練習をし!!と英語は聞けないということだと思います。一般の簡単なリスニング教材は、プールで学ぶスイミング。この本で学ぶリスニングは、荒波の海で体得するスイミング。そんな感じを受けました。