永遠の仔 (下) みんなこんな本を読んできた 永遠の仔 (下)
 
 
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永遠の仔 (下) ( 天童 荒太 )

「読み終わってしまったぁ」これが永遠の仔、上下巻読み終えたときの感想でした。読み切ったとともに、心の中にある、まだ続きが読みたいという欲求。こんな気持ちになった本はこれが初めてでした。<BR>3人の抱えるトラウマ、一つの事件から3人の周りの状況は全てが変わっていく・・。<BR>その原因は17年前にあったのか・・。<P>誰もが被害者なのか、どうやっても防ぐことが出来なかったのか?<BR>でも、“その行為”をしなければ3人は立ち上がれなかったかもしれない・・。したことによって大きな心の傷を抱えたとしても・・・。<BR>そう思うといたたまれなくなります。<P>何よりも、全員が生きている。そう思える小説です。<BR>刑事にしてもドラマに出てくるような“刑事”ではなく、泥臭く<P>カッコ良くないと!ころも見せる。人が描かれています、必死で戦い続けている人が・・。<BR>そして悲しむべき所に小説発売当初はセンセーショナルだったのかもしれません。幼児虐待が今ほど明るみに出ていなかったから・・。<BR>今では、この本での行為をすんなり受け止められる、驚かない自分がいます。それが悲しい・・。

ここまでハマレル本はホントに久しぶり。 本が届いてから24時間で上下巻読みきっちゃいました。 で、本の内容に深くコミットしてしまい、、、翌日はかなりつらいものがありました。 本を読むのが好きな人、すごい作家が出てきましたよ、絶対読んでおきましょう。

発売されてかなり経ってこの有名な本を読んだ。感動モノ。<BR>非常に重苦しい、暗く悲しいテーマであった。<P>父親に辱めしめられたり、あるいは虐待を受けたり、家にひとり置き去りにされたりして、精神が傷つき施設に入れられ、そして父親殺人(事実は違ったが・・・。)大人になっても、心の傷は癒えず、今度は本当に殺人を犯す。現在社会の抱える重くて暗いテーマがしっかりと描かれている。老人介護の問題もしかり。一気に上下巻を読み切る。さすがの天童荒太。

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